高校野球の季節!
雨で部活の練習が中止になって、校内で筋トレしたあと、
学校のテレビで、横浜高校の試合を見た。
覚えているのは、現広島東洋カープの下水流選手が出ていたことだけで
名前が珍しいから、以外の理由はない。
とはいえ、当時大人に見えた高校生が、
負けたら終わりの世界で、
本気の勝負をしているのがとてもかっこよく見えた。
現実がドラマになる
下水流選手を見たその年の夏は、
ハンカチ王子とマーくんの年。
決勝が延長戦になり、そのまま決着がつかず再試合に。
そんな展開ある?
再試合の駒大苫小牧の最後の攻撃は、
マーくんの空振り三振で幕を閉じる。
正直、漫画や小説でこの展開が繰り広げられたら
ベタすぎる。
というより、
作り話っぽすぎる。
野球は9回ウラ2アウトから
去年の夏、八戸学院光星対東邦の試合は
7回表に光星の攻撃が終わった時点で、9-2。
光星には7点のリードがあった。
追いかける東邦は、
7回ウラに2点、8回ウラに1点追加、
その間相手を0点におさえ、
4点差で9回ウラの攻撃に挑んだ。
レフトフライ、ライト前ヒット、センターフライで3人でツーアウト。
光星からみたら、あっという間に「あと1人」だ。
アルプスからの大きな大きな大きな声援を受けて奮起する東邦ナイン、
ここから怒涛の連打で1点、2点と徐々に点差を詰めていく。
いつのまにか、甲子園球場全体が
東邦アルプスの応援に乗って、タオルを回している。
点差が縮まっただけで、逆転したくらいの盛り上がりを見せていた。
球場を味方につけた東邦は、
そのまま勢いに乗って、逆転サヨナラで勝利をものにする。
9回2アウトからの大逆転劇だった。
こういう試合も、漫画や小説、ドラマで出てきたら
作り話っぽすぎると思ってしまう。
高校野球は、今ここで起きている現実だ。
現実だからこそ、本物のドラマになる。
今年もたくさんドラマが生まれている。
今日の二回戦に登場する彦根東も
大会初戦をサヨナラでものにしている。
高校球児たちの活躍を見守りたい。
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